Q&A

―変わった名前ですね (笑)

当然、私が名づけた訳ではないので何だか言いづらいのですが、名前負けしそうないい名前をもらったと思っています。自己紹介の場ではいつも「天国の天に羽、明るく惠まれる」と言っています。
人生明るく楽しく!と言うのは私の人生のモットーでもあるので、名前が先かなとも思ったります。こちらでローマ字読みして”アキー・アムー”たまに”アムール”?と言われ、覚えやすい様なのでありがたいです。
ただ、あいうえお順でもABCでも一番なので、試験はいつも朝で嫌でした。

―どのようなお子さんでした?

えっ?!家の中に蛇を袋に入れて持ってきちゃう子でした。

―天羽明惠の音楽初体験は?

3歳の時、姉が幼稚園でオルガン教室に通っていて、「私はピアノが習いたい!」と言い、3軒隣のピアノの先生のところに習いに行きました。
何でピアノがよかったんだろう・・分かりませんが、姉と違う習い事がしたかったとか、そんな事だと思います(それにしても発想が貧弱よね)。

―オペラ歌手になろうと思ったきっかけは?

そんなんありません。ただ、音楽、歌うことが好きで習っていたらそうなっちゃった、それだけ。

―好きな声楽家、または目標とする声楽家は誰ですか?

ルチア・ポップとエディタ・グルベローヴァが大好き!!
二人は違う道を選び進んでいったけど、私はどちらの道に行くべきなのだろうと、いつも考え指針にして歌っています。

―声を保つためにどんなことをしていますか?

私の先生達(戸田敏子氏、エルンスト・ヘフリガー氏)は80歳を過ぎてバリバリにフレッシュな声を保っていらっしゃるので、私もそうありたいと思って日々過ごしています。
その為に・・?グルベローヴァは「人生の楽しみ(笑う、飲む、多くしゃべらない)を削っても声の為に生きる!」と言っていますが、私は出来そうにありません。オリンピックの選手のように、」日々の鍛錬のみ、かな。

―今までで一番印象的だった舞台は?

一年前のゼンパーオーパーでの飛び込みツェルビネッタ。前日にベルリンで「魔笛」の夜女を歌い、その後でドレスデンまで車で移動し本番。緊張感と興奮と・・!!あの!劇場でのデビュー!!興奮しない方が無理よね。

―舞台上での失敗談がありましたらお聞かせください。

ああ~どれほどあるか分からない・・・ 私の失敗じゃないけどエピソードをひとつ。
夜の女王の2幕アリアの登場。モノスタトスのアリアの最後でセリの乗ってかっこよく登場!の予定だったのに、セリが故障し上がらず。階段で駆け上がってはぁ~はぁ~言いながら舞台脇から駆け込んで「Zurueck!!」。その間何秒だったか分かりませんが、舞台上は空白。モノスタトスはアドリブでなんかせりふを言いながらその場をしのいでいました。私は息が上がったままあの難曲を歌う羽目に・・・セリ登場はいつも危険がいっぱい。

―天羽明惠といえばツェルビネッタが有名ですが、役に対する思いをお聞かせください。

アグネス・バルツァがカルメンを歌うと、舞台にカルメンがいるのかバルツァがいるのか分からなくなるほど、役と役者が一致している。
グルベローヴァのツェルビネッタもそう。それはその役を舞台上で何度も歌ううちに役が身体の中に・・血となり肉となり?入り込んでいくからかもしれません。それほどの一致感を表現してみたいと追っています。

―「超絶的なコロラトゥーラを持つ」といわれていますが、コロラトゥーラの難しさは?

もちろん身体の中にきちんと音階の鍵盤を作り、保つこと。

―日本とドイツ、二つの国で生活されていますが、比べてみてどうですか?

どんな物にもいい面と悪い面がありますね。人間らしく生きるにはドイツののんびりや緑の多さ、人との関わり方など、とてもいいと思います。

―座右の銘がありましたらお聞かせください。

「今日の自分に明日は勝つ!」と言うのが美空ひばりの座右の銘だったそうで、気に入ってしばらく壁に貼っていました。
「いつも明るく元気な子!」は昔からのモットー。

―最後にオペラファンへメッセージをお聞かせください。

(自称)オペラ広報部の副部長として(部長は錦織健さん)、オペラの楽しさをもっともっと皆さんにお届けしていきます。
皆さんも有名なオペラとか有名な歌手が出ているからではなく、色々なものをどんどん見てください(日本だと高くて大変かな?)。私もオペラファンの一人として、沢山見て歌手や劇場を応援していきます。

―ありがとうございました!

Copyright(c) 2011 akieamou All Rights Reserved.
Top